新潟県三条市の障がい福祉サービス事業所で製造された菓子や小物が入ったガチャガチャ「福祉の百貨店」が20日から三条市内にお目見えする。
カプセルに入るのは、手をつなぐ育成会「さくら・すてっぷ・らいふ」のヘアゴム、ビーズアクセサリー、ひめさゆり福祉会「ピュアハウス」のヘアゴム、マグネット、青空福祉会「きずな工房」のクッキー、コースター、ポケットティッシュケース、スタートライン「地域活動支援センターBYSN」のドリップコーヒー、コーヒー豆の4団体で作られたもので、1回300円でゲットできる。
また20個に1個の割合で、きずな工房の「カフェりあん」の食事券などの大当たりが入っている。20日に餞心亭おゝ乃(横町)、カネギフルーツ(林町)、三条ベース(田島1)、とんかつ三条(東三条)、三条市立大学、体育文化会館、すまいるランド、市役所三条庁舎の8カ所に合わせて11台のカプセルトイ販売機を設置する。
アウトドア商品を販売する株式会社山谷産業(山谷武範代表・三条市北入蔵2)は、社会貢献として同社が扱うロープを地面に固定するために土に刺す鍛造ペグ「エリッゼステーク」1本当たり1円として、売れた数だけ三条市に寄付することにした。
昨年はペグ約100万本分で100万円の寄付。今回の寄付は昨年1年間で約80万本が売れたので、約80万円の寄付。昨年は4月に福祉サービス事業所で作られたものを販売する自動販売機を寄付してまちなか交流広場「ステージえんがわ」に設置した。ことし2月までに約25万円の売り上げがあり、売り上げは各事業所に配分している。
使い道は市からも提案してもらい、11台のカプセルトイ販売機を購入して寄付した。購入したカプセルトイ販売機は、昔の丸型郵便ポストやバス停標識を思わせるおとなの背丈ほどもある見たことのないような大きなもので、目立つこと請け合いだ。
山谷産業は今後も同様に毎年、寄付を継続する方針だ。三条市ではこれから「福祉の百貨店」として障害者の活動支援に取り組む。15日の定例記者会館で滝沢亮市長は「見かけたらぜひ購入を」と呼びかけた。