新潟県三条市で15日行われた定例記者会見で滝沢亮市長は、初めてマスクを着用せずに会見した。13日からマスク着用が個人の判断に委ねられたが、滝沢市長は「ポリシーがないのがポリシー」で、着用については「ケースバイケースで判断する」と自然体だ。
滝沢市長は2020年11月に市長に就任した。正確には11月の最初の定例記者会見でマスクではなく透明のマウスシールドを着用したが、それ以降はずっとマスクを着けて会見した。
滝沢市著は会見でのノーマスクに自身が違和感を感じたが、「マスクを外すことを推奨ようとか、自分が外していこうとか、そういうのはあまりない」。ただ、花粉症があり、会見でも目のかゆみがあったので、花粉を防ぐため、あるいは酒席の翌日は「顔のむくみを隠せる」という目的でマスクを着けるかもしれないと笑った。
学校では入学以来ずっとマスクを着けていたので、たがいに素顔を知らないまま卒業するといった事態にもなった。それは庁内でも同様。部課長を中心にマスクを外す職員もいる。とはいえ、とくに感染拡大以降に採用された職員は素顔を見せず、先輩職員も素顔を知らずに執務してきた。
市長就任以来、公務中のほとんどはマスクを着けていただけに、これからノーマスクの動く滝沢市長を見ることになる市民にとっても新鮮なはずだ。
滝沢市長は「選挙選挙のときの写真と違うかもしれないが、お許しください。あまり変わり過ぎないように節制に努め、体調管理に努めていきたい」と話した。