公益財団法人にいがた産業創造機構(本部:新潟県新潟市中央区)主催の県内企業の商品開発力を高めるためのデザインコンペティション「ニイガタIDS(イデス)デザインコンペティション2023」の各賞が23日発表され、最高賞のIDS大賞とそれに次ぐIDS準大賞を燕市内の企業が受賞したほか、受賞の過半数を燕三条地域の企業が占めた。
1990年から毎年ひらかれているデザインコンペ。審査の視点に持続可能性の追求、SDGsといった視点も取り入れている。今回は67点の応募があった。
IDS大賞/新潟県知事賞は、株式会社タケダ(燕市)の「HANAKUBARI」、IDS準大賞は一菱金属株式会社(燕市)の「おてがる薬味トング130・おてがる薬味トング150」が受賞した。
「HANAKUBARI」は翌24日発表された「ジャパン・ツバメ・インダストリアルデザインコンクール2023」でも準グランプリ(経済産業省製造産業局長賞)を受けている。
ほかにIDS賞4点、IDS審査委員賞6点の合わせて12点の受賞が発表されたが、全体で燕市内の企業が4点、三条市内の企業が3点の燕三条地域で受賞が半数を超える7点を占めた。IDS大賞とIDS準大賞のワンツーフィニッシュも含め「ものづくりのまち」の燕三条地域の面目躍如の好成績だった。受賞は次の通り。
■IDS大賞/新潟県知事賞
「HANAKUBARI」株式会社タケダ(燕市)
■IDS準大賞
「おてがる薬味トング130・おてがる薬味トング150」一菱金属株式会社(燕市)
■IDS賞 ライフ部門(ライフ・バリュー賞)
「トースターパンプラス」アーネスト株式会社(三条市)
■IDS賞 ライフ部門(パーソナル・バリュー賞)
「角利ジュニア向木工道具セット INHERIT 継 [Yuzuri]」株式会社角利製作所(三条市)
■IDS賞 ソーシャル部門(プロ・バリュー賞)
「ピストンクランプハイコラム」 株式会社W&N(三条市)
■IDS賞 ソーシャル部門(ソーシャル・バリュー賞)/新潟日報社賞
「越後ど発酵 長岡古志漬けの素」越後ど発酵 共同プロジェクト(長岡市)
■IDS審査委員賞(村田智明・審査委員長)
「NEKOTOKURA」有限会社野村木工所(長岡市)
■IDS審査委員賞(柿山丈博・審査委員)
「藤次郎 ORIGAMI テーブルナイフ」 藤次郎株式会社(燕市)
■IDS審査委員賞(後藤千夏・審査委員)
「雪室ショコラ」 株式会社ブルボン(柏崎市)
■IDS審査委員賞(土居輝彦・審査委員)
「コロネクッキー」 株式会社ブルボン(柏崎市)
■IDS審査委員賞(馬場省吾・審査委員)
「液だれしにくい注ぎ口のaikataシリーズ 揚げ鍋&ボウル(大、小)」株式会社ヨシカワ(燕市)
■IDS審査委員賞(廣田尚子・審査委員)
「iroiroチタントロフィー」 新和メッキ工業株式会社(上越市)