北越工業が燕市との地方創生の包括連携協定締結 社員食堂を「サラメシ」にアピール (2023.3.30)

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「AIRMAN(エアマン)」ブランドで知られるエアコンプレッサメーカー、株式会社北越工業(堀内義正代表取締役社長・新潟県燕市下粟生津)は30日、燕市と地方創生に関する包括連携協定を締結した。その締結式のなかでその締結式で社員食堂をNHKの番組「サラメシ」で取り上げてほしいとアピールした。

調印した協定書を手に鈴木燕市長(左)と北越工業の佐藤取締役管理本部長
調印した協定書を手に鈴木燕市長(左)と北越工業の佐藤取締役管理本部長

市役所で締結式を行い、北越工業の佐藤豪一取締役管理本部長と鈴木力市長が協定書の調印を交わした。協定では防災、健康増進、地域活性化、男女共同参画、地域福祉の推進、子どもたちの育成、スポーツ振興、そのほかの地方創生といった項目がある。

防災については、さまざまな災害で停電が大きな障害になるが、停電が発生したときに同社の発電機を優先的に貸与。災害復旧に必要なコンプレッサーや高所作業車も貸与する。

協定書に調印
協定書に調印

避難所の電源確保のためにソーラーパネル付き蓄電池を貸与する。本社敷地を支援物資の流通場所、緊急避難所に充て、保有物資のテントや食料費の貸与、提供も行う。市役所から本社は南へ約1kmと近いのは、市にとっては心強い。

北越工業が自治体と協定を結ぶのは、これが初めて。佐藤取締役管理本部長は「燕市役所の要望にすべて応えるつもりで進めてきた」、「今後とも地域に貢献していきたい」と話した。東日本大震災では、政府から発電機をすべておさえてほしいと言われ、政府の指示に従って各地に発電機を供給している。

燕市役所から見る北越工業
燕市役所から見る北越工業

鈴木市長は北越工業から燕市の東京ヤクルトスワローズとの連携事業や夏まつり、燕さくらマラソン大会で協賛してもらっているほか、キャリア教育の中学生受け入れ、花火大会で本社敷地を駐車所に開放、80周年記念の高額寄付を原資に入学準備金貸付事業をスタートするなどさまざまな市との連携、協力してくれていることに感謝した。

今回は、北越工業が地域に貢献したいという考えを第四北越銀行がまとめて連携、協力という話があり、「今までいろんな形でやってきたが、さらにより結びつきを強くする具体的な取り組みを拡充していくチャンスをもらえたのは非常にうれしい」と今後の展開に期待した。

出席者で記念撮影
出席者で記念撮影

健康増進の社員食堂について佐藤取締役管理本部長は、「目指せ『サラメシ』。うちの社員食堂と燕市が一緒になってメニューを開発して、ぜひ『サラメシ』に出ていけるように、またそういった意味で一緒になって今後とも、その人を地域貢献していきたい」とアピールした。

鈴木市長は「NHKさんの『サラメシ』を狙ってるそうですのでNHKの人もお願いします」と援護射撃すると、NHKの記者から「『サラメシ』出演にあたってはどのようにというか取り組んでいくのか」との質問も。佐藤取締役管理本部長は「『サラメシ』のアピールはぜひこの場も含めてよろしくお願いします」と話していた。

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