新潟県県央地域の桜は、4月の声とともに満開。花見スポットの弥彦村・弥彦公園では1日から、燕市・分水桜並木では3日から桜のライトアップが行われ、3日は花見見物客でにぎわった。
ことしの桜の開花は記録的に早く、弥彦観光協会では8日から16日まで予定したライトアップを1週間、前倒しして1日から行っている。
弥彦公園や駅前、停車場通りの桜を午後6時から9時まで照明で照らしている。桜は満開で、見事な咲きっぷりに「すごい!」と声を上げる人も。多目的施設「ヤホール」前の駐車場にはキッチンカーが並び、にぎわっている。
一方、燕市分水地区では、16日の分水おいらん道中に向けて3日から16日まで「つばめ桜まつり」を開催中。この期間中、大河津分水桜並木とJR分水駅で桜を午後6時から9時半までライトアップしている。
大河津分水桜並木は比較的、開花が遅い方だが、3日夜にはほぼ満開。土手道路は車や人がひっきりなしに行き交っていた。
分水駅の桜はピーク。桜が枝を重ねるように短い間隔で並んでいるので、全体がピンクの帯になってつながって見え、圧巻だ。
駅前では恒例で分水町商工会青年部が2日から毎晩、プレハブで「さくら茶屋」を営業し、焼きそば、から揚げ、おでんなどを販売。宴会がてらに訪れる近所の人もいれば、カメラを手に訪れる人も多い。