三条看護・医療・歯科衛生専門学校(追手巍校長・新潟県三条市上須頃)は6日、隣接の三条市立大学の共和松井ホールで令和5年度入学式を行い、医療の道を目指す新入生102人を迎えた。
新入生の内訳は3年制の看護学科(定員40人)40人、歯科衛生士学科(定員50人)40人、2年制の医療事務学科(定員25人)22人。追手校長は新入生の入校を許可したあと、式辞で3つの「C」の「チャンス」、「チャンレジ」、「チェンジ」の言葉を新入生に贈り、激励した。
滝沢亮三条市長はあいさつで、目の前に建設中の済生会県央基幹病院が来年3月1日に開院し、「皆さんの活躍の場はますます広がっている」。奨学金や家賃ほどを通じて全力で支援する」と約束し、「限りない未来に大きく成長を」と願った。
新入生代表の誓いの言葉で今春、県立三条東高校を卒業した看護科の佐藤涼風さん(18)=三条市=は看護師の母が「幼い頃から追いかけてきた存在だった」と言い、「学生生活を通じて自覚をもち、話し合い、夢の実現に向けて精いっぱい努力し、ひとつひとつ成長していくことをここに誓う」と述べた。
閉式後、佐藤さんは「県央基幹病院にそのまま就職できるとここを選びました」と話し、「いろんな感情でごちゃまぜになっています」とほっとした表情だった。
三条看護・医療・歯科衛生専門学校は、済生会県央基幹病院で活躍する人材の養成を大きな目的に2020年に開校した。