新潟県加茂市は1日、加茂市環境基本条例を施行し、これに先駆けて3月20日に加茂市ホームページ上で「加茂市ゼロカーボンシティ宣言」を表明した。
2020年10月に国が「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しましたのを受け、全国の多くの自治体が「ゼロカーボンシティ宣言」を行っている。
宣言の通りに加茂市は脱炭素社会への取り組みを積極的に進めていく。まず加茂市の二酸化炭素排出量の推計や、再生可能エネルギー導入のポテンシャルなどを調査し、地球温暖化対策実行計画にまとめるとともに、加茂市の環境部門の総合計画「環境基本計画」の策定に着手。2つの計画の策定で加茂市の環境施策の目指すべき方向性が明らかにする。
藤田明美市長は「脱炭素というキーワードを加茂市のあらゆる施策に取り込みながら、市民の皆さま、事業者の皆さまとともに、次の世代においても『笑顔あふれるまち』であり続けることを願い、脱炭素社会、循環型社会の実現に向けた取り組みを進める」としている。