7日の新潟県県央地域は雨が降り続き、夕方から風が強まった。満開からピークを過ぎた桜はこの風雨で一気に落花が進み、見ごろを過ぎた桜も多い。
弥彦村では9日、湯かけまつりが行われる。弥彦神社や弥彦温泉の観光資源をもつ弥彦村では、春の観光シーズンの始まりの目玉は桜だ。
その桜の開花のころに行われる湯かけまつり。ことしは例年よりかなり早めの設定だったが、それでも桜の花は盛りを過ぎてしまった。
とはいえ、弥彦公園の湯神社参道は、両側に並ぶ桜並木が散らした花が参道をびっしりと覆い、レッドカーペットならぬ桜花のピンクカーペットに彩られている。
まだ木に残る花も多く、ピンクカーペットの上にピンクの桜のアーチがかかる。息を飲むような美しさに慌てて車を止めて見物する人や小雨が降るなかでいつまでも写真を撮り合う家族連れがあり、三条市から電車で花見に訪れた女子高校生は映える写真を撮っていた。
弥彦駅前では水面に散った花びらが流れる花筏(はないかだ)を見ることができ、花盛りを過ぎたからこそ見られる趣を楽しむことができる。
大きな桜が多い大駐車場はまだ落花が少なく、このまま風雨がなければこの週末もなんとか花見を楽しめそうだ。