三条っ子のソウルフード「たらだや」のパンの自販機が地場産センターにお目見え (2023.4.13)

燕三条地場産業振興センター（新潟県三条市須頃1）に地元三条っ子のパンと言えば「たらだや」のパンの自動販売機がお目見えし、毎日にように売り切れになる人気だ。

燕三条地場産業振興センターに設置された「たらだや」のパンの自販機

燕三条地場産業振興センターの正面玄関を入ってまもなく左手にドリンクやアイスクリーム、菓子など販売する自動販売機のコーナーに7日、鱈田屋菓子店（三条市南四日町1）のパンの自販機を設置した。

スナック菓子を含む18種類のパンを販売し、1種類が最大10個入る。側面にはチョコバナナを持つセーラー服の女の子が描かれたシートを張って存在をアピールしている。

パンは1個160円から200円。昔ながらの大福パンやハムカツパン、焼きカレーパンなどが並ぶ。燕三条地場産業振興センター職員や来館者が購入し、連日完売の人気だ。

三条市の大食漢のブログ「大盛りユキヒロック」はさっそくこの情報をかぎつけ、2020年12月に投稿した「三条市 鱈田屋菓子店 パンの自販機 / 三条っ子は、鱈田屋のパンで出来ている。」の記事に追記した。

13日も午後には商品がすかすかに

それによると鱈田屋菓子店から情報提供があり、仕入れの高騰で値上げしたことと、自販機の設置場所を7日から燕三条地場産業振興センターと市内のすまいるランド、三条市民プールの3カ所にしたと言う。

燕三条地場産業振興センターでは、半年前から自販機を設置してほしいと鱈田屋菓子店にラブコール。自販機コーナーには食事代わりになるものがなく職員からパンの自販機がほしいという要望があった。

三条でパンと言えば、ずっと小中学校の給食に出ている「たらだや」のパン。ユキヒロックが「“三条っ子は、鱈田屋のパンで出来ている”と言っても過言では…あると思いますが」と書いたように、どうせならいわば三条っ子のソウルフードを販売したいと鱈田屋菓子店に依頼。ようやく念願かなっての設置となった。

燕三条地場産業振興センターは、帰省客や遠方からの来館者が多く、「昔から三条っ子が食べてきたパンを味わってほしい」と利用を呼びかけ、地元の人にも小腹が空いたときの利用を待っている。