新潟県燕市・戸隠神社(星野和彦宮司)で5月20日(土)を宵宮祭、21日(日)を大祭に春季祭礼が行われる。それに合わせて行われる名物行事の山車(だし)を引いて踊りの門付けに回る万灯(まんどう)。ことしは4年ぶりに山車が運行されることになり、感染禍で縮小を余儀なくされてきた万灯が完全復活する。
木場小路万灯組と横町万灯保存会の2つの万灯が奉納される。3年前は両万灯とも行事を完全に中止。2年前は木場小路万灯組だけが1回だけ戸隠神社拝殿のなかだけで踊る参拝奉納を行った。
昨年は規模、内容を縮小しながらも両万灯とも参加したものの、山車は出さなかった。ことしはいよいよ山車も表舞台に引っ張り出し、4年ぶりに本来の形で万灯を出すことができる。ただ、門付けは事前に訪問先の許可を得るなど、できる範囲で感染防止対策を行う。
両万灯の街頭踊りのスケジュールも記載した統一のポスターも完成。町に張り出され始め、それぞれの門付けのルートの検討など会議を重ね、1カ月後の燕春まつりに向けてじわじわと盛り上がっている。