新潟県加茂市は15日、NHKの朝ドラにも出演した加茂市出身の俳優、西村元貴(もとき)さん(33)を加茂市初のPR大使を委嘱した。西村さんは「加茂の素晴らしさを世界に発信していきたい」と意気込んだ。
第57回雪椿まつりの行事として市民体育館で行われた「音楽と踊りの祭典」のなかで委嘱式を行った。市民ら100人ほどが訪れ、藤田明美市長から西村さんに委嘱状やPR大使の名刺、加茂市の酒を手渡した。
西村さんはPR大使就任のあいさつで、子どものころから市民体育館で空手の試合をしたので、「なんかすごい感慨深い」と懐かしい場所での委嘱式を喜んだ。
体育館下の駐車場で開かれていたマルシェを見て、「やっぱり加茂っていいなって、つくづく思いましたし、青海神社もすごいパワースポットだとあらためて感じて、まだまだ僕の知らない加茂の魅力がたくさんあると思うので、僕もこれからもっと加茂を愛して、どんどん全国に、世界に発信していきたいと思いますので、どうぞ皆さんよろしくお願いします」と話した。
会場にいた西村さんの父、修市さん(58)も西村さんと親子のツーショットをサービス。修市さんも「加茂市を大いに盛り上げて世界に発信してほしい」と話していた。
西村さんは1990年加茂市生まれで新潟大学農学部を卒業。2018年から19年にかけて放送されたNHK朝の連続ドラマ「まんぷく」の出演で話題を集め、地元でも広く知られるようになった。13日に放送開始になった『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(テレビ朝日)にも出演している。
各地の自治体でPR大使の任命するなか、加茂市でも以前からPR大使を検討。一方、ことしの雪椿まつりでは、実行委員会が感染禍前まで恒例にしていたミス雪椿コンテストを行わないことに決めた。加茂市のPRも担っていたミス雪椿が不在のこともあり、西村さんにPR大使就任を依頼した。
西村さんをひと目見ようと訪れた市民は、西村さんのイケメンぶりに感激し、若い女性は目の中にハートマークが見えるよう。30代の女性は「好青年の西村さんが加茂市のPR大使になってこれからの加茂市の発展がとても楽しみです」と話していた。