新潟県三条市で市議や下田商工会会長を歴任した鳶田眞六(とびた しんろく)さん=三条市駒込=が21日、トラクターの下敷きになって死去した。80歳だった。
正午ごろ、自宅向かいの鳶田さん所有の山中の竹林へタケノコを取りに出掛けた妻が、横転したトラクターの下敷きになっている鳶田さんを発見した。
建築業を営む鳶田さんのパワーシャベルでトラクターを起こしたあと救急車が到着。鳶田さんはすでに心肺停止状態で長岡市内の病院に運ばれたが、午後2時過ぎに死亡が確認された。死因は外傷性窒息死だった。
妻の話では、鳶田さんは朝食を食べてから出掛けた。足が悪いため、トラクターで山の斜面を上がることがあり、この日はタケノコ取りか、道の手直しかトラクターを運転して斜面を移動し、誤ってトラクターを横転させたのではないかと話していた。鳶田さんは昨年、心臓にペースメーカーを入れて元気にを取り戻していたところだった。
鳶田さんは1991年5月2日から旧下田村の村議を務め、三条市の合併で2005年5月1日に三条市議となり、在任特例が終わる06年4月30日まで務めた。また、下田商工会会長を2007年6月29日から18年5月16日まで務めた。
三条市の合併では、合併協議会で下田村議としての尽力が光った。20年の市議補選で初当選した藤家貴之市議の後援会長にも就いている。
25日午後7時から通夜でそれに先立って6時から6時半まで一般弔問、26日午前10時から葬儀、11時半出棺。いずれも会場は「VIPシティホールしただ」(三条市荻堀1310-10)。