タケノコの産地で知られる新潟県田上町の「道の駅たがみ」(馬場大輔駅長)で22日、「たけのこまつり」がスタート。初日はさっそく旬のタケノコを買おうと訪れた人たちを対象に初めてせりを行った。
たけのこまつりは、道の駅たがみがオープンしてから毎年、開催してことしで3年目。タケノコの販売をメーンにタケノコにちなんだイベントを行い、道の駅たがみの大ヒット企画だ。
せりはその初日を盛り上げるのがねらい。タケノコの販売を待って行列に並ぶ約100人が参加し、地元のタケノコ農家が朝採りしたタケノコのなかでもえりすぐりの3本をせりにかけた。
せりに先立ってタケノコ農家がおいしいタケノコの選び方をアドバイスした。真っ直ぐなタケノコは成長が良すぎるので先がちょっと曲がり、土から出てるいる部分が少なく、ずんぐりした形のタケノコがおいしいと伝授した。
せりは500円からスタート。農家が一押しのタケノコだが、自分で好きなタケノコを選びたいという心理もあるのか、値段を提示してもなかなか手が上がらなかったが、だんだん調子が慣れてきて活発になり、2人でせり合いになって値段が上がる場面もあった。
最高額の2,500円でせり落としたのは燕市の夫婦。行列に並んで買うのをやめてせり落としたタケノコだけを持ち帰り、大満足だった。
タケノコは毎日午前9時45分から1kg1,000円目安で1袋1,000円と2,000円の2種類で販売している。ことしはタケノコがあまり出ない裏年のこともあるが、購入は1人2袋までに制限している。初日は約250袋を販売し、行列に並んだ人の分でほぼ完売したが、ことしも毎日、行列分で完売するペースが続きそうだ。問い合わせは「道の駅たがみ」(電話: 0256-47-0661)へ。