5日午後2時42分ごろ石川県能登地方を震源に石川県珠洲市で震度6強を観測する地震が発生した。推定マグニチュードは6.3。新潟県内では三条市などで観測した震度4が最大で、県央地域ではほかに燕市、加茂市、弥彦村で震度3、田上町で震度2を観測した。
三条市では震度4を観測したことで、2時53分に第一次配備の警戒体制を開始。行政課長をはじめ施設所管課長、それらの課の指定職員、栄支部と下田支部の職員が登庁した。
被災地の被災状況、市の施設のライフラインの被害の確認になどを行ったが、被害はなく、ライフラインに異常もなかったことから、避難所も開設せず午後4時15分に第一次配備を解除した。大型連休中とあって県外へ出掛けていて登庁できない職員も目立った。
そのほかの県央地域の市町村は震度3以下だったので、特別な警戒体制などはとらなかった。防災協定を結ぶ福井県・越前市でも被害はなかった。
今後、三条市が被災地への応援が求まられる可能性があるのは、断水に伴う給水支援で、要請があればすぐに支援に向かえるよう情報収集など準備を進める。また、新潟県は今回の地震に関する情報連絡室を開設した。
JR西日本は、地震の影響で北陸新幹線の長野駅ー金沢駅間の上下線で運転を見合わせたが、4時10分までに運転を再開し、その後も列車に遅れが出ている。