プロ野球・東京ヤクルトスワローズと交流連携事業を続ける新潟県燕市は13日、ことしも「スワローズ・ライスファーム田植え」でスタート。元スワローズ監督の真中満さん(52)が来燕し、田植えや講演を行った。
本来はスワローズのマスコットキャラクター「つば九郎」が田植えに参加するが、今回は都合がつかなったかったため、真中さんが代打に。市役所南側の田んぼで県外からも訪れた約60人の参加者と一緒に田植えした。
鈴木力市長は開会のあいさつで、ことしは燕市とつば九郎がコラボレーションした「つば九郎米」の発売からちょうど10年の記念の年と紹介し、「秋の稲刈りには来てもらえるように調整ししている」、できた米でスワローズの3連覇、日本一奪還につながるよう「気合いを入れて田植えをしてもらいたい」と話した。
腰やひざを痛めている真中さんは「僕が田植えできるということで、あまりうれしくないが精いっぱい、皆さんと田植えを頑張っていきたい」と笑わせた。
田植えは田んぼに入って苗をさして手植えした。最初に鈴木市長と真中さんが先に田植え始めをしてから一般の参加者が続いた。真中さんの背中でファンは「打てよ」を「植えろ」に代えて真中選手の現役時代の応援歌を「植えろ〜真中走れ〜♪」と歌い、真中さんは真中さんは「植えない、植えない!」。
さらに「植えろ、植えろ、真中!」に、真中さんは「逃げろ、逃げろ、真中!」と田んぼから引き上げ、「こんなもんなの?昔の人は大変だったんだ」と田植えの体への負担の大きさを身をもって感じていた。