新潟県三条市・八幡宮(藤崎重康宮司)の春季例大祭として14日(日)、15日(月)の2日間、三条祭りが開かれており、宵宮の15日は日曜とあって露店が目当ての子どもたちなどで午後からにぎわった。
感染防止のため、昨年は露店は県内業者だけに限定し、参道は道の片側だけの出店に制限したが、ことしは感染禍前と変わらない制限なしの出店。昨年の約120店を大きく上回る約160店が出店した。
本祭の15日は月曜。休みになる学校はほぼないようで、子どもたちの露店回りは14日が本番だ。時折、小雨がぱらつくあいにくの天気だったが、露店が店開きする午後になるとどっと子どもたちが繰り出しだ。
さまざまな露店が並び、新潟名物のぽっぽ焼きには長い行列。4年ぶりにお目見えしたお化け屋敷も順番待ちができる人気で、夕方に向かってどんどん人出が増えた。
境内に入ってすぐの所では、大名行列を支える三条若衆会(齋藤和也会長)が出店。15日の舞い込みに欠かせない白足袋(1,400円)や子供用法被(3,500円〜)三条祭り限定の天狗お面(600円)、絵馬(400円)、手ぬぐい(1,000円)、開運セット(1,000円)などを販売している。
ことしは新商品として若衆会ステッカー(300円)、若衆会マグネット(500円)、でんでん太鼓(1,000円)も追加し、みこの衣装を着た売り子も一緒にPRしている。
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取材中、久しぶりに知り合いの露店業者のお姉さんに会った。境内はかなりにぎわっているように見えたが、お姉さんが言うにはまだまだ。思ったほど人出がなく、連休明けのせいかあまり金を落としてくれないとこぼした。
それにしてもこの3年ほど感染禍で各地の祭りが中止になり、出店する場を失っていた。さぞ大変だったんだろうと話を聞くと、なんと派遣でいろいろな仕事に就き、マグカップの印刷もやったと話していた。
今も派遣で働きながら出店するという二足のわらじとか。どこもかしこも大変な感染禍だった。