新潟県燕市の吉田地区まちづくり協議会(竹内末三会長)は13日、地元の吉田天満宮の境内で毎年恒例の「ふだん着でお茶を楽しむ会」を開き、200人が参加して野点(のだて)で中学生が運ぶ茶を味わった。
地元の吉田高校、吉田中学校の茶道部の生徒のお運び役に年2回開いたこともあり、近年は年1回の開催でこれまで20回以上は開いている。
今回は吉田中学校だけ茶道部の生徒10人余りが参加。境内の赤い毛氈(もうせん)を敷いた長いすを並べて席を設け、朱傘を広げ、生け花も飾って野点の茶席が完成した。
絶好の五月晴れに恵まれ、地域の人たちが続々と訪れてにぎわい、1人100円の参加費でさわやかな陽気のなかで茶を味わうゆったりとした時間を過ごした。
また、地元の盆栽愛好会「緑風会」が5席に盆栽を飾り、シャクナゲなどでまさに花を添えた。