江戸時代屈指の豪商だった大坂屋三輪家11代当主三輪潤太郎の別荘として建てられた新潟県長岡市与板の「楽山苑(らくざんえん)」で21日、恒例のライトアップが始まった。
楽山苑は山の斜面を生かして庭園や茶室、観音堂がなどがある。中心となる建物「楽山亭」は1892年(明治25)に三輪潤太郎が建設してから約130年になる。
ライトアップは斜面を覆うように植えられたツツジの開花期に合わせて毎年行われ、近年は秋にも行われるようになっている。
敷地の至る所に配置された照明が幻想的で趣のある姿を映し出している。初日20日は楽山苑の下でジャズライブやステージイベントも行われてにぎわった。
ライトアップは28日まで毎日午後6時半から9時まで行われる。期間中はふだん有料の楽山苑を無料で見学できる。問い合わせは「まちの駅よいた」(0258-72-4161)。