一般社団法人燕三条空き家活用プロジェクト(齊藤巧代表理事)は、2月12日に空き家活用第1弾としてオープンした複合交流拠点「三-Me.」(新潟県三条市神明町5-3)で、今度は2階部分を活用して27日、ゲストハウス「welcome Me. inn」をオープンする。
ゲストハウスは、和室の8畳が2間。バス、トイレ、キッチンは共用で1人1泊3,000円と備品費500円の計3,500円で利用できる。チェックインは午後1時から5時まで、チェックアウトは午前10時まで。
燕三条空き家活用プロジェクトは、空き家の流通や活用促進、空き家の発生予防の意識啓発を推進し、燕三条地域の活性化を目指した事業に取り組んでいる。
「三-Me.」は、元は3階建て鉄骨造の店舗兼住宅。1階は以前のテナントが移転した2014年から約9年、2階と3階は15年以上も空き家になっていたが、1階はチャレンジショップや空き家相談窓口、移住コンシェルジュ機能を持った地域交流拠点。3階は地域おこし協力隊の住居に活用している。
今回、整備した2階部分は、建物の所有者が小まめに管理していたこともあり、元の家の落ち着いた雰囲気を十分に生かした和モダンの宿泊室と、洋式トイレやシャワー付き風呂が整っているおしゃれなゲストハウスに生まれ変わった。今後、宿泊サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」にも登録予定だ。
燕三条地域への移住体験はもちろん、三条祭りの大名行列観覧や三条を舞台としたアニメの聖地、一ノ木戸商店街を眺める宿泊に利用できる。地域コミュニティを身近に感じながら三条市を満喫でき、1階では住まい探しの空き家の相談や移住コンシェルジュへの支援制度の相談もできる。空き家の活用事例として移住希望者や空き家活用を検討したい人の宿泊も期待している。