新潟県燕市の小学校で31日、登校時のスクールバスで児童の降車確認漏れがあったが、すぐに車内に残された児童に気付いて児童に心身の異常はなかった。
31日午前7時45分ごろ、スクールバスが学校に到着し、駐車場で児童をバスから降ろした。運転手は全員が降りたと思い込み、それ以上、確認しなかった。
それから車内に残された児童を乗せたまま約5分後の7時50分ごろ、スクールバスは車庫に到着。運転手が忘れ物がないか車内を確認すると、児童1人が車内で寝ているのに気付いた。同時に児童も目を覚ました。
運転手は児童をスクールバスで学校まで送り届け、学校に降車確認漏れをしたことを報告した。
燕市教育委員会は学校から報告を受け、事実確認を行うとともに、運行業者と運転手に対して児童降車確認直後の確実な下車確認を徹底するよう厳重注意した。
車内に残された児童の保護者に直接、謝罪した。また、その小学校の保護者へメールで降車確認漏れがあったことを報告した。
市内のスクールバスを運行する事業所にも再度、指導を徹底し、再発防止に全力で取り組むとしている。