道の駅「庭園の郷 保内」(新潟県三条市下保内)は、地元三条市の老舗洋菓子店「ヤマトヤ」とのコラボカフェメニューとして1日、「たたら餅(もち)ソフト」を発売した。
ヤマトヤの伝統ある菓子「たたら餅」と、「庭園の郷 保内」の人気商品でもある生乳のソフトクリームが融合した新たな味わいの一品。450円で販売しているソフトクリームに、ヤマトヤで170円で販売しているたたら餅1袋3個入りをまるまる入れて600円販売しているので、ちょっぴりお得だ。
「たたら餅」は、蒸煉機(じょうれんき)でじっくり火を入れて練り上げた求肥(ぎゅうひ)に、最高品質の和グルミを香ばしく炒って加える。まわりには赤きな粉をまぶし、食べるときに黒蜜をかける。
「たたら餅」という名称は昔、三条の銀冶屋(かじや)が額に汗をにじませて炉に空気を起こり込む道具「たたら」を踏みながら熱い鉄を打っていたことに由来する。仕事の終わった火床(ほど)の残り火にクルミをくべて、はじけたクルミをもちににまぜて味わったという。
そんな昔懐かしい三条の郷士色豊かな菓子を「庭園の郷 保内」で楽しめるように開発したのが「たたら餅ソフト」。館内の「こもれびカフェ」で提供している。地元の人はもちろん、県内外の観光客に三条ならでは文化と魅力を感じるきっかけとなる商品にしたい考えだ。問い合わせは「道の駅 庭園の郷 保内」(0256-38-7276)。