全国のスノーピークのキャンプフィールドやストアで3日(土)、4日(日)の2日間、春と秋の年2回が恒例の「雪峰祭(せっぽうさい)」が開かれており、本社「HEADQUARTERS」(新潟県三条市中野原)は初日3日、過去最多レベルの来場者でにぎわった。
雪峰祭は、ユーザーや地域に対する感謝歳。HEADQUARTERSでは、あこがれのスノーピークギアを特別価格で手に入れられるB級品抽選販売やアウトレット販売をはじめ、屋外にはフードやクラフトを販売するショップが並び、さまざまなイベントが行われている。
前回までは入場に必須だった事前申し込みも今回は必要なく、感染禍前と変わらない形で開催できるようになった。
今回の目玉は創業65周年を記念した代表取締役会長兼社長執行役員の山井太さんによるトークショー。思い出を振り返るトークショー
HEADQUARTERS代表取締役会長兼社長執行役員の山井太さんが思い出を振り返るトークショー。高井文寛取締役副社長執行役員とともに三条市三貫地新田にあった旧社屋で始まった雪峰祭の歩みを振り返り、立見も含めて来場した200人近くが聴き入った。
雪峰祭の初期の売り上げは30億円、社員60人だったのが、昨年は307億円、グローバルで800人に成長し、「日ごろなかなか感謝の言葉を申し上げられず、本当にありがとうございます」と感謝した。
さらに、これから近未来の70周年、80周年の夢は、スノーピークのコミュニティーがグローバルになり、アプリがアメリカ、韓国、中国、台湾、UKのユーザーと共有できるようになり、「マルチリンガルなトランスレートで日本語で海外の皆さんとアプリ上で一緒に会話できるような時代がすぐやってくるような気がする」。
アメリカにキャンプ場を建築しており、韓国ではキャンプ場がプレオープン。中国でも近くキャンプ場や体験価値のフィールドをオープン予定で、「世界中にスノーピークの施設ができ、皆さんも海外に行けるし、海外の皆さんも日本に来れるようなグローバルコミュニティーブランドにしていきたい」、「グローバルで世界をつなげるようなブランドになっていける可能性があるので、皆さんとともにそういう道を歩きたい」と世界展開の方向性を語った。
トークショーのあとの山井代表との記念撮影とサイン会には、行列ができる人気だった。山井代表は、来場の事前申し込みが6500人あって過去最多になると思われなる反響を喜び、「皆さんも感染拡大が収まって喜んでくれているんじゃないかと思う」と話邸。