モンゴル出身の元横綱、日馬富士公平さん(39)は5日、6日の1泊2日で来県し、燕三条地域を中心に駆け足で学校や企業を訪問した。
日馬富士さんは2018年にモンゴルに小中高一貫校「新モンゴル日馬富士学園」を設立し、理事長に就く。今回の来県は同学園の県立三条高校と相互連携・協力にかかる協定締結がメーンだった。
学園の設立に向けて机やいすなど備品を寄付した一般社団法人新モンゴル日馬富士学園サポート協会(松縄浩二理事長)のアテンドで学校や企業を訪問し、新幹線で東京へ戻る前にサポーターら20人ほどが出席して夕食会が開かれた。
日馬富士さんは月1回のペースで来日し、モンゴルと日本を忙しく行き来している。今回の燕三条地域の訪問は「いろいろと忙しくさせていただき、皆さんから温かく迎えてもらい、心から感謝している」とし、「未来をつくる子どもたちが互いの国の文化、言葉を理解してより良い世界を築いていくことを心から願っている」と話した。