新潟県燕市は、ネーミングライツ(命名権)制度を導入する。その第1弾として5月28日にスポーツランド燕でオープンしたスケートボード場のネーミングライツのパートナーを公募する。
ネーミングライツ制度は、施設の維持管理などにかかる安定的な財源確保と、施設の魅力向上を図るため、広く市民などの利用が見込め、パートナーとなる企業が一定の宣伝効果を期待できる市有施設を対象に導入する。
施設ごとに募集要項を作成して公募する。契約期間は原則3〜5年。審査項目は、愛称の親しみやすさ、施設イメージとの適合性、ネーミングライツ料、パートナーとなる企業の経営安定性、対象施設のサービス向上に役立つ提案内容など。
第1弾のスケートボード場は、最低入札金額は年額100万円で契約期間は3〜5年。敷地内外のサインや看板などへの愛称の表示変更にかかる費用はパートナーの負担とする。
6月中旬から7月31日まで法人格のある企業、団体を対象に募集し、10月1日からの愛称導入を目指す。
スケートボード場の年間利用者は7,500人を見込み、スポーツランド燕全体では約4万4千人を見込み、利用が見込まれ、 企業には一定の宣伝効果が期待できる。
となりの三条市では、2008年から三条市民球場、20年から八木ヶ鼻オートキャンプ場で命名権を導入している。
また燕市の北越工業は新潟市中央区に7月オープン予定のスケートボードパークの命名権を取得し、年額1300万円で契約。愛称は「AIRMAN(エアマン)スケートパーク」に決まった。