ダイズの栽培から2年がかりでみそ作りに取り組む燕市立吉田小学校は14日、ことしも2年生57人が畑にダイズの種をまき、みそ作りをスタートした。
7年前から毎年、行っているみそ作りプロジェクト。2年生がダイズの種をまいて栽培し、12月に収穫してみそを仕込む。それから1年間、学校で発酵させて3年生になって完成したら収穫祭を開いて地元吉田地区のブランドキュウリ「もとまちきゅうり」やおにぎりと一緒に味わっている。
地元にみその製造工場があったのが始まりで、ダイズの栽培は吉田地区のひうら農場と宮路農場をはじめ、農協青年部、地元ボランティア、食生活改善推進員などが協力している。
14日は、ことしも学校グラウンドの隣りの約1,000平方メートルの畑に種をまいた。事前に畑でひうら農場が雑草の処理や肥料まき、宮路農場が分解マルチ張りの準備をしておいた。
2年生は2クラスの57人。うねを覆うように張った黒いマルチに開けた穴にダイズの種を2粒ずつ入れて2、3センチほど埋めたあと、種が見えなくなるまで土をかけた。
体操着に紅白の帽子をかぶった2年生。「種が見えたら鳥に食べられちゃうよ」とプレッシャーをかけられ、ていねいに種を土の中に。昆虫を見つけて目を輝かせ、「おもしろかった」と土いじりを楽しんでいた。