新潟県燕市で21日、広報紙「広報つばめ」の子ども版を作成する「子ども記者」の任命式が行われ、希望した市内の小学校5、6年生12人が編集作業をスタートした。
燕市の小学生から地元に関心をもって郷土愛を育んでもらおうと2011年から毎年、市内小学生5、6年生を対象に記者を公募して行っている。ことしも11月1号の広報紙と合わせて子ども版を発行するのに向けて、テーマ決めから取材、編集、紙面づくりまですべて子どもたちの手で作成する。
ことしの子ども記者は昨年より5人少ない12人で、5年生と6年生が6人ずつで、男子5人、女子7人の内訳。任命式では一人ひとりに鈴木力市長から任命書と腕章を手渡した。
ことしは12期生になり、ちょうどえとがひとまわりし、「感慨深いものがある」と鈴木市長。子ども記者の始まりは、小学生から燕市を語ってもらう座談会で小学生から広報紙がおもしろくないと言われ、「そんな言うならあんたたちつくってみれや」で始まったことを振り返り、「つばめっ子ニュースを今から楽しみにしている」と活躍に期待した。
任命書を受けた子ども記者は、自己紹介を兼ねてそれぞれ「燕市の魅力をうまく伝えられるように頑張りたい」などとあいさつ。6年生6人のうち、4人は5年生だった昨年に続いての参加で、「昨年の経験を生かしてより良い記事をつくりたい」、「ことしもカメラや取材を友だちと仲良くできるように頑張りたい」と目標を定めていた。
任命式のあとさっそく3班に分かれてそれぞれ取材のテーマを決める編集会議を開いた。