米国疾病管理予防センター(CDC)や世界保健機関(WHO)が提唱する、将来の妊娠のための健康管理をうながす若い世代のためのヘルスケア「プレコンセプションケア」。新潟県燕市は県内で初めて市内の高校の生徒を対象に助産師によるプレコンセプションケアセミナーを開く。
7月26日に燕中等教育学校で6年生68人、9月21日に吉田高校で3年生73人、11月中旬に分水高校で3年生64人をそれぞれ対象に合わせて205人を対象に開く。
済生会三条病院助産師ので母性看護専門看護師の吉森容子さんが講師で、「はじめようプレコンセプションケア〜自分らしいこころとカラダ〜」をテーマに講演する。
セミナーを通じ、将来の人生設計における健康づくりの大切さを学んでもらい、若い世代の人々に健康意識の醸成を図り、将来の健やかな妊娠・出産の実現につなげる。
「子育てするなら燕市で」と、燕市はライフステージに応じた切れ目のないさまざまな子育て支援を重点施策として取り組んでおり、最も早い段階での取り組み。29日の記者会見で鈴木力市長は「大切な知識を若いうちから習得してほしい」と話した。
社会人向けのセミナーも10月から12月にかけて行うライフデザインセミナーの3回のうちの1回として開催する。