高波龍風記念財団が三条市立大学生30人を奨学生に認定 (2023.6.30)

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新潟県三条市に本社を置く調理器具やアウトドア用品製造のパール金属株式会社の代表取締役会長、高波久雄さん(82)が80歳を機に2021年11月に設立した一般社団法人高波龍風記念財団(高波久雄代表理事)は29日、三条市立大学(アハメド・シャハリアル学長)で高波龍風奨学金奨学生認定式を行い、同大学の学生30人を奨学生に認定した。

奨学生代表に小学生認定証を手渡す高波さん
奨学生代表に小学生認定証を手渡す高波さん

奨学生に返済の必要がない月額4万円の奨学金を給付

高波さんが財団に寄付した3億円を原資に、昨年から奨学生1人につき返済の必要がない月額4万円、年額48万円を給付している。昨年は成績優秀な1、2年生10人ずつの20人に奨学金を給付。ことしは1年生から3年生まで各学年10人の30人を奨学生に認定した。

高波さんのあいさつ
高波さんのあいさつ

認定式で高波さんは、奨学金を始めた経緯などを話し、「若いときに一生懸命に勉強し、仕事をし、世の中のためにやれば必ず大成する。心して勉強してください」と激励した。

高波さんから代表の学生に認定証を手渡したあと、認定された3年中屋輝空(なかや きら)さん(20)がお礼の言葉を述べた。長野県長野市出身で来年2月から2カ月間、カナダに語学留学を予定しており、奨学金は大学院進学と留学費用の一部に充てる。

3年中屋さんがお礼の言葉
3年中屋さんがお礼の言葉

将来は英語を駆使したエンジニアとして世の中に貢献したいと考えている。「今後は奨学生としての自覚をもち、グローバルな世の中で活躍できるようにさらなる学力向上に努めたい」と話した。

奨学生の記念写真
奨学生の記念写真

シャハリアル学長は「学びの意義を、奨学金をいただいた意義を再確認して4年間の学びを充実したものとして皆さんの夢と希望をかなえてほしいし、感謝することを忘れることがないようにしてほしい」と奨学生に求めた。


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