村上市の村上大祭、柏崎市の柏崎えんま市と並んで「新潟三大高市(たかまち)」と称さる新潟市の蒲原まつりの露店の出店が6月30日から7月2日までの3日間、4年ぶりに行われている。
6月30日から7月3日までの蒲原神社(新潟市中央区長瀬)の蒲原まつりにあわせた露店。栗の木バイパスの側道を中心に歩行者天国にした延べ約1kmに400を超える露店が並び、延べ20万人超える人出を集める。露店の数は日本一とも言われる。
初日30日は雨で客足も鈍かったが、その分、午後から雨がやんだ1日は感染禍前と変わらないにぎわいになった。境内には昔ながらのお化け屋敷や射的も。露店の人出と比べると少ないものの、拝殿には参拝者の行列ができた。
拝殿の扁額には蒲原神社の始まりの「青海社(おおみのやしろ)」とある。延喜式にはこのほかの県内の青海神社として、加茂市の青海神社が記されている。青海社がのちに「五社神社」と呼ばれるようになり、さらに1981年(昭和56)に現在の「蒲原神社」に改称した。
浴衣で来場した人に抽選会でプレゼントを用意していることもあり、浴衣で露店を回る女性が目立った。
2日の露店は午前10時から午後11時まで。神原神社では2日は五穀豊穣祈願祭と太々講祈願祭、太々神楽と新崎伊佐弥神楽の奉納が行われ、3日は交通安全祈願祭が行われる。