来年もきれいなフジの花をと「八王寺の白藤」で実もぎ作業 地元中学生も手伝う

 (2023.7.3)

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燕市八王寺、真宗仏光寺派安了寺にある県指定の天然記念物「八王寺の白藤」の保存のために奉仕する八王寺大白藤保勝会(金山吉夫会長)は2日、来年もきれいな花を咲かせてもらおうと地元の中学生にも手伝ってもらって白フジの実もぎを行った。

「八王寺の白藤」の実もぎに励む小池中生徒
「八王寺の白藤」の実もぎに励む小池中生徒

軽トラ3台分にもなる実はフジの大きな負担に

八王寺の白藤は、東西30メートル、南北20メートルの棚に枝を広げる。推定樹齢は300年。1958年(昭和33)に県指定天然記念物に指定された。

夏の実もぎは毎年恒例。実を下げたままにしておくと実に栄養を取られたり、その重さで枝がいたんだりし、フジにとってはいいことはない。もいだ実は軽トラック3台分にもなり、フジの木への負担の大きさが想像できる。

おびただしい数の実が下がる
おびただしい数の実が下がる

ことしは八王寺大白藤保勝会の会員など十数人に加え、地元燕市立小池小学校の生徒10人も参加。脚立や軽トラックの荷台に上がり、長さ20センチくらいある大きな実を剪定鋏(せんていばさみ)で切ってもいだ。

地元中学生に手伝ってもらって八王寺の白藤に関心を

高齢化している会員だけでは人手が足りず、10年ほど前から小池小学校に応援を要請。学校では八王寺周辺に住んでいる生徒を集めて参加者を募り、希望者が参加している。


八王寺の白藤は安了寺の境内に
八王寺の白藤は安了寺の境内に

花を見たことのある生徒は「すっごいきれいですね」と言い、「実が大きくてたくさんあって」と驚き、黙々と作業を続けていた。

大白藤保勝会事務局の会社員川崎勝司さん(64)=燕市八王寺=は、「もぐと来年いっぺ咲くんだよ」、「実は食べられるけど下痢をするんだ」と作業の手を休めずに生徒にフジについて話しかけていた。

事務局の川崎さん
事務局の川崎さん

「われわれとしては、実をもいで少しでも八王寺の白藤に関心をもってほしいと思っている」と、いつか会員になってくれることにも期待している。

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