一般社団法人燕三条青年会議所(野崎寛行理事長・会員72人)は6日開いた7月例会・通常総会で第28代となる次年度理事長候補者に割烹料亭・魚兵(うおひょう)(有)専務取締役の結城義博(ゆうき よしひろ)さん(39)を決めた。
監事候補者には(株)野水機械製作所代表取締役社長の清野恵介(せいの けいすけ)さん(39)と(有)ストカ専務取締役の齋藤和也(さいとう かずや)さん(36)の2人を決めた。通常総会では3人の候補者案を承認。野崎理事長が青年会議所の体験者である証のプルデンシャルリースを外して結城さんにかけて渡した。
結城さんは2013年入会。20年事務局長、21年副理事長、22年監事を務め、ことしは組織づくり委員会をに所属。新潟ブロック協議会に通算5年、21年に北陸信越地区協議会に出向。21年は執行部として地域活性化委員会の副理事長を担当し、地域経済の発展とものづくり企業が活性化するための事業を行った。
結城さんは入会から10年間を振り返り、青年会議所で教えてもらった「人は人でしか磨かれない」という言葉について「これは本当に事実だったんだなと今まさに実感している」と感謝。感極まってか声を詰まらせることもあった。
「恩送りのできる機会を来年いただいた。この機会に感謝し、5年後、10年後にまだ活動しているメンバーに精一杯の思いと行動を示し、一緒に活動に邁進しよう」と誓い、会員を鼓舞した。
監事候補となった清野さんは15年入会で22年に専務理事を務めた。齋藤さんは13年入会で22年に副理事長を務めている。
その後、3人が記者会見した。結城さんは、“人”と“成長”にこだわっており、「この2つをキーワードにしていきたい」とし、結城さんは委員会を4つつくり、会員拡大、健康と子どもたちの掛け算、日本系の意識変革、人材育成などリーダーシップ系のを考えていると方向を示した。
そのうえで、「やっぱり私は人が大好き。人と人との縁や人と人との関わり合いを大事にし、より良い関係性を深めるように来年1年間、活動したい」と抱負を話した。
清野さんは「冷たくクールに固く冷静にやっていきたいと思っている。客観的、俯瞰的に見ていこうと思っている」、齋藤さんは「しっかり皆さんの成長の場を見定めて、それが適正に処理されているのかどうか、実行できるのか、思いをもってやってるのかというところを基軸に見ていきたい」と述べた。