8日(土)、9日(日)の2日間、新潟県三条市・三条パール金属スタジアムで予定されたプロ野球ファーム交流試合「三条野球祭り」の1日目、8日の試合は雨のため中止になった。2日目の9日も雨が降りやすい予報だが、開催は当日朝に判断する。
毎年恒例のファーム戦で、ことしのカードは、阪神タイガースと埼玉西武ライオンズ戦。8日は午前10時に中止を決めたが、遠方から訪れているファンもあり、関連イベントのタイガース選手サイン会やチャリティーオークション、ファン投票「阪神西武総選挙」、少年野球教室、試合開始前の両チーム監督へのプレゼント贈呈などは予定通りに行われた。
グラウンドに水が浮いたため、ぎりぎりのタイミングでの中止決定は残念だった。ただ、中止になってもせっかく球場へ足を運んだんだからせめてグッズだけでも持ち帰ろうというわけか、グッズ販売は好調だった。
来賓として球場を訪れた上田泰成副市長もポーズではなく中止を残念がった。上田副市長の出身地は大阪府大阪市の「玉造(たまつくり)」と呼ばれる地域で、阪神の岡田彰布監督と同じ。しかも実家はすぐ近くにあり、「玉造はみんな阪神ファン」と上田副市長。阪神ファンであることは「当たり前。アイデンディーなんですよ」と熱い。
子どものころから阪神のユニホームを着たり阪神グッズを持って阪神甲子園球場に通った。好きな阪神選手は鳥谷敬さんや赤星憲広さん。球場で黒字に黄色文字のど派手な阪神グッズのユニホームをもらい、迷うことなくすぐにすすんで袖を通した。
試合は中止になったが、試合開始前のセレモニーで行う予定だったが監督への記念品のプレゼンターの役割を務め、上田副市長から和田監督に記念品を手渡した。
「和田監督とかね、前、一軍の監督やったし、西口監督ももともと西武のエースだし」。両監督を目の前にして「うぉ!、本物や!と思って。背でかっ!みたいな。そういう印象でした」とすっかり大阪の阪神ファンの野球少年に戻ってにこにこだった。