新潟県燕市吉田地区・西太田の住宅地に移転新築された総合卸売市場「新印青果西部卸売市場」が10日、開場。合わせて場内には一般の人も利用できる食品スーパー「燕バザール館」もオープンした。
バザール館は卸売市場の建物の一角にある。約620平方メートルの広さで一般的なスーパーのチェーン店と比べくると規模は小さいが、品ぞろえはあまり変わらない。鮮魚や冷凍食品もある。
全体からすると一部だが、直売スペースがある。初日は朝採りのトウモロコシやスイカをはじめ、トマト、ナス、スイカ、モモ、バナナ、メロン、ネギ、キャベツ、アスパラ、コマツナ、ブリッコリー、グリーンリーフなどが並んだ。生花もある。
おおむね午前8時半から午後2時まで営業し、原則として毎週水曜は定休日。初日10日は朝から切れ目なく客が訪れた。隣接する商業施設「ネクスト・ジェネレーション・タウン」を訪れた女性は「たまたまバザール館がオープンしていた」とトウモロコシや菓子を買い、「店員がすごく元気があったのは良かった」と話していた。
新印の青果卸売市場でバザール館を設置するのは、六日町、新発田、新潟に次いで4か所目。バザール館の担当者は「まだ何も宣伝もしていないのこんなに大勢の人が来てくれると思わなかった」と予想以上のにぎわいを喜んだ。
22日は市場を核とする一帯の「吉田南地区にぎわい広場」がグランドオープン。さらなるにぎわいに期待している。