新潟県三条市の嵐南学校給食共同調理場の食器消毒保管庫が故障したため、三条市教育委員会では12日から同共同調理場の給食を利用している市内小中学校に通う児童生徒に給食用容器などの持参を呼びかけたが、修理のめどがたたず、1学期中は修理できないまま夏休みに入ることになった。
共同調理場の食器消毒保管庫の熱で消毒するための熱風を送るファンが壊れた。すぐに業者に修理を依頼したが14日現在、業者は部品を発注したが、いつごろ納品されるか見通しが立たず、夏休み中のは難しいという回答だ。
三条市教委は当初、週末の14日まで給食用容器の持参を求めたが当面、修理できないため、あらためて1学期中は給食用容器の持参を続けるよう求める文書を保護者に出した。
対象は同共同調理場を利用する井栗小、旭小、西鱈田小、月岡小、保内小、第四中、本成寺中の7校で、影響を受ける児童生徒は合わせて1,303人。教職員152人も含めると1,455人になる。
市教委は「今学期中は給食用容器を持って来ていただくというご負担をかけて大変、申し訳なく思っている」と謝り、理解、協力を求めている。