6億円のスーパーカーが新潟県三条市に。ニッパー型つめ切りで知られる諏訪田製作所(小林知行代表取締役・新潟県三条市高安寺)は15日から17日までの3日間、開いているイベントで、輸入外車のハイブランドモデルカーを展示している。
6億円の車は、ランボルギーニに在籍したデザイナーが設立したイタリアのパガーニの「ウアイラクーペ」。AMG製の6リッターV型12気筒エンジンを積み、730馬力、トルク1,000ニュートンメーターのパワーで1,350kgのボディーを0-100km/h加速3.3秒で走らせるモンスターマシンだ。
2012年式で発売当初は新車で1億円だったが、オーナーが手放したあとイタリアへ送って整備して戻ってきたところで、価格は6億円に跳ね上がった。ほかの車はシートの座ることができるが、さすがにこの車だけはふれることもできない。
これを含めて展示しているのは5社の9台。ベース車両が1100万円のローバーの新型スポーツ(1500万円)、ポルシェのフルEVスポーツカー・タイカン(1800万円)、マセラティのMC20(3500万円)とSUVのグレカーレ(1500万円)、アストンマーティンのDBX(4000万円)、ランボルギーニのアヴェンタドール(5000〜6000万円)、BMWのM3 コンペティション(1410万円)とディーゼルのX3 20d(860万円)。庶民感覚からはほど遠いあこがれの超高級車がずらりと並ぶ。
東京、神奈川、神戸、新潟でラグジュアリーカーブランドとプレミアムカーブランドを運営する正規輸入車ディーラー48拠点でつくるスカイグループが企画、展示している。諏訪田製作所では7年ぶり2回目の開催で、これだけの数のメーカーを集めたラインナップを地方で展示するのは珍しく、感染禍後は全国でも初めてと言う。
諏訪田製作所はオープンファクトリーを開設しており、15日から3日間開いているオープンファクトリーのフェスティバルの一環で展示。フェスティバルでは、オリジナル紙風船を作るワークショップやキッチンカー出店も行っている。
諏訪田製作所には、三条市出身のプロレスラーで名誉市民のジャイアント馬場の愛車キャデラックを展示している。小林知行社長は「スカイグループの厚意で展示していただいている。馬場さんのキャデラックが呼んでくれるんでしょうか。子どもさんからおとなまで楽しんでもらえれば」と話していた。