三条市長・滝沢亮氏の初めての大規模な市政報告会に800人超が参集して2期目を目指す総決起大会のような熱気に (2023.7..15)

滝沢氏の市政報告概要

滝沢氏は初当選した2020年11月の市長選の最後の総決起大会のビデオをあらためて見直した話から始めた。そのなかで私に任せてください、私が全部やりますという連呼していたことを「恥ずかしくなるとともに反省した」。

市長になってから「私がリーダーシップをとってきたというより、きょうお集まりの皆さんをはじめ、本当に多くの方にむしろ私が支えていただいた。それに尽きる」。

来場者を迎える滝沢氏夫婦

夫婦、とくに夫はプロポーズするときは、奥さんに向かって俺が幸せにするから、俺が全部やってあげるから約束したのに、いざ結婚してみると、すべて家庭がうまく回っているのは奥さんに支えてもらったおかげと例えて、笑わせた。

三条市立大学は47都道府県すべてから志願があり産官学が連携して支援

一歩ずつながら三条市を前に進めてこれたことは順番に話した。まずは三条市立大学。2021年4月に開学して3年目になったが、ことし沖縄からの入学もあり、初めて全国47都道府県すべてから出願があった。

地元の企業が大学に多額の寄付をしてくれＭださいまして、地元の皆様方、本当にサポートしてくださっておりまして、学生の4人に1人、80人のうちの20人が年間48万円の返さなくていい奨学金を受けて勉強に集中できている。

村上後援会兆

3回目の試験は、前期試験は倍率4倍、中期試験はなんと30倍と、全国の公立大学の中でもトップクラスの高倍率になった。来年は4年生になって就職活動も始まり、「産業界と大学と私たち三条市が3者でタッグを組んでさらに前に進めていきたい」、「三条市で大学の学生をこの地域でまちづくりのために、この地域全体を盛り上げるためにどんどん積極的に連携していきたい」と地域の協力を求めた。

「まちやま」で中高生が自習のために開館待ちの列

昨年7月24日にオープンした図書館等複合施設「まちやま」。オープンから1カ月とたたない8月21日に来館者数10万人を達成。10万人目の家族に聞くと、「三条市から燕に引っ越しましたと言われちゃった」。

細田代議士

ことし4月2日には、オープンから8カ月で来館者50万人を突破。全国の図書館の中でも相当上位の利用者数になった。50万人のときのセレモニーでは、50万人目はしっかり三条市の子どもだった。

「まちやま」には図書館、鍛冶ミュージアム、科学教育センターの3つの機能を入れたが、思いがけない効果もあった。開館前から中学生や高校生が並んでいる。「まちやま」で自習したいために、学習室のいい場所を取りたいと並んでいた。オープン前に人が並んでるところは正直、パチンコ屋しか見たことがなかった。

菊田代議士

市民から聞いた話。小学生の孫が休みのときは、友だちと集まっても家でゲームしかしてなかったのが、「まちやま」ができてから、とりあえず「まちやま」へ行って友だちと遊ぶようになり、「まちやま」で勉強する中高生をかっこいいと言い、自分も中学生、高校生になったらあんなふうに「まちやま」で勉強したいなというような話を聞き、すごくうれしく感動した。

中高生が「まちやま」で勉強しているのはお母さんたちにも広がり、うちの地域にも「まちやま」を作ってほしいと言われるが、さすがに作れない。「素晴らしい環境があれば、子どもたちはしっかり勉強するのを『まちやま』を通じて体感でき、三条の未来は本当に明るいとおもっている」。

国定代議士代理の律子夫人

ふるさと納税は返礼品を出す企業の協力で市長就任時の7倍の50.4億円に

市長就任以降、本当に皆さんの世話になっているのがふるさと納税。市長就任の2020年は7億円だったが、昨年度は7倍の50億4千万円になった。

地元の協力のおかげ。在庫を切らさない、注文があったらすぐに発注するといった基本的なことをふるさと納税の返礼品を用意する企業が協力してくれたおかげだ。

阿部市議会議長

寄付の半分の25億円を三条市は使うとができる。災害のためなど貯金を残すのも大事だが、しっかりと三条市の未来に投資していく。

市民のいちばんの不満の道路を整備して県央基幹病院をより良いものに

毎年、住民アンケートをしているが、不満の第一が道。ことし春、三条に転勤した県や金融機関に開口一番、「いや市長さん、第二産業道路の渋滞ひでーね」と言わてしまった。それぐらい三条市の道路状況はまだまだ伸び代がある。

そんななか、来年3月1日には県央基幹病院ができる。素晴らしい病院ができても、救急車がなかなか到着しなれば、不満は高まるし、安心安全を維持できない。

兼古三条商工会議所会頭

石上大橋下流橋を架けて第二産業道路渋滞の抜本的な解消へ

県央基幹病院に1分、1秒でも早く救急車が着くために道の整備、渋滞を解消しなければならない。石上大橋の下流側、新潟市側に、海側にもう1本、橋を架けて第二産業道路の渋滞の抜本的な解消を図らなければならない。

7月9日の石上橋下流橋等の建設促進既成同盟会を開催した。きょうの来賓の先生から賛同してもらい、一致団結し三条市の渋滞解消に進む意志をかためることができた。

野崎副後援会兆

この石上大橋下流橋を架けるには、市民の熱意が大事。私がしっかりと届けるので、賛同してほしい。皆さまの熱意があればあるほど、しっかり動かすことができる。

県央基幹病院が立地する自治体として責任をもって病院運営をサポート

橋と道路と一緒にもうひとつ、住民アンケートで心配なところ、不満なところは、医療がある。県央地域は救急車の4台に1台が新潟市の病院、または長岡市の病院に救急搬送されているが、来年3月1日にいよいよ県央基幹病院が開院する。

ちょうど1年前、私の父が家で倒れて最終的に亡くなった。下田の家で倒れて長岡中央綜合病院に搬送された。4台に1台が新潟市や長岡市に運ばれてることを意味を身をもって実感した。

来賓のあいさつを聞く滝沢氏

県央基幹病院は必ずいい病院にし、成功させなければならない。病院の運営は済生会だが、県央基幹病院が立地する自治体として、三条市は責任をもって病院の運営をサポートしていかなければならない。

具体的には、優秀な素晴らしい看護師に来てほしい。三条市には移住した看護師に支援金と支度金を出す取り組みがある。5件以上の問い合わせがあり、三条市に引っ越しを決めた看護師もいる。県央基幹病院を皆さまがたと一緒にいい病院にしていきたい。

デマンド交通に秋から人工知能の機能を取り入れて高齢者の移動手段を整備

三条市長を2年8カ月たったが、私の考え、ポリシーは子どももおとなも高齢者も、みんなが住みよいまち、みんなにとって選びたくなるまち三条にしていきたいと思っている。

満員の会場

高齢者には今、デマンド交通があるが、秋からは人工知能の機能を取り入れたもっと使いやすいデマンド交通にし、高齢者の方を中心とした移動の手段を整えていく予定だ。

子どもたちや若者のためにはどんどん楽しいイベントをしていかなければならない。来月は三条夏まつりがあり、10月下旬にはミズベリングで音楽フェスの予定もある。誰もが楽しめる、全員が住んでてよかった、三条に居てよかったというようなまちづくりをしていきたい。なというふうに思っております。

三条市は県央地域のリーダーであるために皆さんと一緒に皆さんの声を聞く

きのうきょうと三条市役所の来年4月に採用する大学4年生の面接試験を行った。全国から、かなり優秀な大学も含め、多くの若者たちが、三条市役所を受けている。それだけ今、三条市が注目を浴びている。

来場者と握手して見送る滝沢氏

この2年半、私は最初は自分で全部できるかなというふうに思っていたが、これからも皆さんの力を借りて、皆さんの声を聞き、皆さんとともに私たち一緒になって、三条市を前に前に進んで進めていきたい。

選挙のときも話したが、私は三条市は県央地域のリーダーでなければならないと思っている。地域のリーダーとして三条市がこれからも前に進むためには、きょうお集まりの皆さんとともに、皆さんと一緒に、皆さんの声を聞きながら、三条市を前に進めていきたいとと思う。これからも皆さまがた力添えを心よりお願い申し上げる。