8月4日(土)、5日(日)の2日間、新潟県三条市で開かれる「三条夏まつり」のポスターが完成。初めてイラストを使った思い切ったデザインのポスターに仕上がり、ねらい通り注目を集めている。
民謡流しで浴衣で踊る女性を中心に花火や凧(いか)と凧ばやし踊りに登場する三条名物の六角巻凧をが描かれる。三条夏まつり協賛会のホームページにリンクするQRコードも入れた。
ポスターデザインは毎年、デザインコンペを行っている。ことしは7社から十数点の応募があった。主催団体の役員などで審査して唯一、イラストでの応募だった作品の採用を決めた。
デザインコンペには、前年の三条夏まつりカラー写真コンテストに応募された作品を応募者に提供している。ほとんどの応募作品はその写真を使うために、どうしても同じような作品になり、毎年、あまり代わり映えがしなかったのも仕方ない。
審査会でこの作品を強く推したのが、三条夏まつり協賛会の宣伝部長に就いている三条商工会議所青年部会長の結城靖博さん(39)。青年部は2018年から燕三条地域の企業を擬人化したキャラクターをデザイン化したトレーディングカード「匠の守護者」を製作している。
昨年秋には三条市を舞台にしたオリジナルテレビアニメ「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」が放映され、オール三条ロケで制作された実写ドラマの放映も7月に入って始まっている。
「いっそアニメとコラボすれば。それがほしいっていうくらいにポスターになれば、経費はかかるだろうけど、波及が波及効果は大きい」と結城さん。「フルスペックで花火以外もできる夏まつりは4年ぶり。三条凧協会にもかかわっているし、夏祭りを楽しみに待っている人もいる。事故なく終わりたいのがいちばんだが、ポスターで目立っていろんなところかお客さんを呼び込み、三条の夏まつりをみてほしい」と期待している。