新潟県燕市が燕・弥彦総合事務組合(管理者:鈴木力燕市長)水道局に派遣している副参事級の60代男性職員が、たび重なる不適切な事務処理を行ったとして減給1/10を3カ月と主任への降任の処分を行った。
この監督責任で部長級の50代男性職員を戒告、課長級の50代男性職員を減給1/10を1カ月、課長補佐級の50代男性職員を厳重注意とし、組織管理者として副管理者の副市長を今年度の副管理者報酬全額減額とした。
不適切な事務処理をした職員は、2021年4月からことし3月にかけ水道メーターの出庫管理を適切に行わず、台帳と現品に1,000 個以上の差が生じていた。
さらに22年8月から10月までの間に新築住宅などの水道メーターの設置登録を怠ったため12件、総額16,443円の水道料金が未請求になっていた。
加えてことし4月に水道料金の名義変更処理を行わず、1件145円の本来、発生しない水道料金を変更前の名義人に請求し、請求間違いを認識した後も料金修正の事務処理を怠っていた。
燕・弥彦総合事務組合では、この職員が適切な事務処理を怠ったことに加え、上司をはじめ組織内の業務管理が十分に機能していなかったととらえている。
同じようなことが発生しないよう、事務処理の適正化を徹底し、組織内の情報共有やチェック体制の強化を全職員に対してあらためて指導し、再発防止に取り組むとしている。