「三条市は下田郷をはじめとする豊かな自然や国内有数のアウトドアメーカーの集積地という特徴を背景に、子どもからおとなまでこのまちでアウトドアアクティビティーを楽しむとともに、災害時における防災力の向上を図りながら、将来にわたって自然と共存することを誓い、ここにアウトドアのまち三条を宣言します」。新潟県三条市の滝沢亮市長が22日、「アウトドアのまち三条」を宣言した。
22日夕方、ミズベリング三条(三条市上須頃)の青空の下で滝沢市長が宣言文を読み上げた。ゲストにキャンパーとしても情報発信するお笑い芸人じゅんいちダビッドソンさんと国内アウトドア用品のトップブランド、スノーピーク(本社:新潟県三条市)の山井太社長、司会に滝沢市長とは幼なじみのお笑い芸人で三条市ふるさとPR大使の関田将人さんも出席した。
これに合わせて会場には地元のアウトドア関連メーカー20社近くが出店してアウトドアギアを展示。たき火トークも行い、100人近くが観覧した。
じゅんいちダビッドソンさんは、廃番になっているスノーピークのテントを持参。キャンプについては「ファミリーが快適にやれるフィールドとごりごりのソロキャンプが楽しめるオジサンたちが楽しめる無骨なジャングルのフィールドをわけたい」と提案した。
山井社長は「そういうキャンプ場は少ない。これから、はやるのでは」とじゅんいちダビッドソンさんに同調。山井社長はテントサウナも提案し、下田郷の奥に整備された吉ヶ平フィッシングパークは「日本でいちばんキャッチアンドリリースが美しい」とじゅんいちダビッドソンさんをフライフィッシングに誘った。
クラウドファンディングを使った三条市のアウトドア事業のアイデアとして山井社長は、「そんなにロケーションがいいわけじゃなく、自然の真っただ中でもない。熱気球をやったらいい。垂直にあがるだけでいい三条や新潟平野が眺望できる。地の利がよくないのを逆手に取って」と提案。滝沢室長はクラウドファンディングしなくても秋ぐらいにイベントとしてやりたい」とのりのりで、アウトドアの話題は尽きなかった。