燕市の医療機関が期限切れのワクチンを4人に接種

(2023.7.26)

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新潟県燕市は26日、新型コロナウイルスワクチン接種を実施している市内の医療機関1カ所で、定められた保管期限を過ぎたワクチンを誤って4人に接種したと発表した。

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この医療機関では、7月5日に-20度の冷凍庫から冷蔵庫に移し、冷蔵保管期限が5日までのワクチンを8日に3人、14日に1人に接種した。

20日に職員が冷蔵保管期限を確認したところ、期限が過ぎていることに気づき、市へ報告した。

医療機関からワクチンを接種した人へ連絡してわびた。健康被害を確認したが、これまででのところ全員に健康被害は確認されていない。

燕市では再発防止のため、医療機関に対してワクチンの管理方法の改善を講じること、薬剤の充填(じゅうてん)前に保管期限の確認を徹底するよう求めた。

さらに市内の個別接種を実施している全医療機関に対し、保管期限が過ぎたものは速やかに廃棄し、あらためてワクチンの管理方法などを確認するよう求めた。

燕市では、2021年にワクチン保存用の冷凍庫の電源が切れて600回分のワクチンを廃棄したことがあった。


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