2020年から漫画誌『ハルタ』(KADOKAWA刊)に連載される新潟県燕市を舞台にした漫画『クプルムの花嫁』のデジタル複製原画などを展示する燕市産業資料館での2回目の企画展「クプルムの花嫁のセカイ展〜おかわり〜」が28日、始まった。
ことし3月3日から4月18日まで企画展「クプルムの花嫁のセカイ展」が開かれた。それに続く第2弾。前回はストーリーを追うような形で展示したが、今回はテーマを分けてB4判の複製原画77点を展示。ロケ地写真や作中のモチーフとなった鎚起銅器作品など24点も含めざっと100点を展示して9月18日まで開かれている。
主人公の修が追い求める技術「錦銅」も展示。会期中には錦銅のオリジナルのアクセサリーを作るワークショップを開くが、そのサンプルの指輪を展示している。
前回は各地からファンが訪れ、遠くは徳島県からの来館もあった。今回は燕市産業史料館の開館50周年記念展でもあり、『クプルムの花嫁』の人気にあやかって開館50周年も広くPRにつながることに期待している。
関連イベントとして、30日午後2時から齋藤優介学芸員によるお作品解説歌会、8月20日午後2時から作者のnamoさんと(株)MGNETの武田修美代表が登壇して特別トークイベント「作家が語る『クプルムの花嫁』とコンテンツーリズム」、9月3日午後3時から武田代表と齋藤学芸員を登壇者に特別トークイベント「漫画から観る地域とカルチャー」。
さらに8月19日と9月2日に「クプルムの花嫁のセカイ展〜おかわり〜特別ツアー」などが行われる。問い合わせは燕市産業史料館(0256-63-7666)