文化庁の「未来の100年フード」に認定された「燕背脂(つばめせあぶら)ラーメン」で観光誘客促進を。「背脂ラーメン」発祥の地の新潟県燕市では、8月20日から市内の背脂ラーメン提供店の食べ歩きを楽しんでもらおうと「燕背脂ラーメン シール祭り」を開く。
参加した市内39店舗にのぼりを立て、背脂ラーメンを食べると特典シールがもらえる。集めて応募すると抽選で賞品が当たる。
来年2月末まで実施する。参加店で背脂ラーメンを食べ、会計でシールをもらい、店に設置してある応募はがきにシールを張り、必要な数のシールを張ったら切手を張って郵送。「マイルストーンコース」と「全店制覇コース」の2つのコースに応募できる。
マイルストーンコースは、各種賞品が抽選で当たるもので、賞品に応じた枚数分のシールで応募できる。3店のシールでカップラーメン「ニュータッチ 凄麺(すごめん) 新潟背脂醤油ラーメン」(抽選で200人)、7店で「ラーメン店主キャラクターシール」(抽選で100人)、12店で「金色の箸(はし)」(抽選で50人)、25店で「金色のレンゲ」(抽選で10人)に応募できる。
全店制覇コースは、全店舗のシールを集めて応募する。賞品は金色のメタル丼(先着10人)。いずれも同一店舗のシールを必要枚数、集めても応募はできない。
「ニュータッチ 凄麺 新潟背脂醤油ラーメン」は、100年フード認定を記念し、ヤマダイ株式会社が8月7日にリニューアル発売するもの。蓋ぶたには燕市産業史料館学芸員のコメントを掲載。賞品のひとつとして協賛してもらった。
鈴木力市長は31日の定例記者会見で「燕市民はもちろん、市外の人からも背脂ラーメンを目当てに燕市に来てほしい」と期待。「初めてなので試行錯誤的なところもあるが、単発のイベントにせず、燕の背脂ラーメンをどんどん盛り上げる仕掛けとして継続できればいい」と話した。