4日と5日の2日間、新潟県三条市で開かれる三条夏まつりで、初日4日の午後6時から凧と凧ばやし踊りを行う計画だったが、猛暑のため小学生による凧ばやし踊りは中止し、6時半から三条凧協会による凧ばやしパレードだけ行う。猛暑のために三条夏まつりの行事が変更されたのは初めて。
このところ厳しい猛暑のため各地で熱中症による死亡や救急搬送が発生している。主催の三条夏まつり協賛会(会長・兼古耕一三条商工会議所会頭)では、三条市教育委員会や行事参加校の意見も聞き、児童の安全を最優先に考えて凧ばやし踊りを中止した。
中止の検討を始めた2日午後3時の段階で、4日午後3時の暑さ指数は運動は原則中止の「危険」とされる「32」と予想されていた。
凧ばやし踊りは、一ノ木戸、嵐南、裏館の3小学校が参加を予定していた。ことしは暑さ対策のため給水時間を長くし、それに伴って凧ばやしの演奏の回数を減らす変更を行ったが、厳しい猛暑の前ではその対策ではまさに焼け石に水で、中止を決断した。
感染禍が収束したら今度は猛暑。4年ぶりにフルスペックとなるはずだった三条夏まつりは、猛暑のためにことしもおあずけとなった。三条凧協会による凧パレードは、午後6時半から7時20分まで一ノ木戸商店街から中央商店街まで大通りを進む。