8月4日、5日の2日間、新潟県三条市で行われた三条夏まつりは、5日の大花火大会で締めくくった。
5日午後7時半から旧競馬場提外地を打ち上げ場所に行われた。花火の値上がりもあり、過去最高の6820万9199円の協賛金が寄せられ、スターマイン30発とナイアガラをはじめとして次々と花火が打ち上がった。
大迫力のスターマインには思わす歓声と拍手があがり、あちこちで「きれいらねー」。最後は三条市出身の全盲のシンガー、佐藤ひらりさん(22)が歌う曲「みらい」が流れるなか、市民の花火が上がり、続いて瑞雲橋に仕掛けたナイアガラの花火が滝のように五十嵐川に流れ落ちた。
そして三条商工会議所の花火でエンディング。放送席の呼びかけで観覧席を埋めた見物客は、スマートフォンのライトを光らせて振り、花火師に感謝の気持ちを表した。
午後8時でも三条市の気温は29.0度もあって蒸し暑かったが、川を渡る風が少しは暑気を柔らげてくれた。観覧席もそれほど混雑することはなく、ゆったりと花火見物を楽しんだ。