新潟県燕市は7日、この夏の全国中学校体育大会(全中)に市内中学校から出場する選手15人の激励会を開き、全中での活躍を願い、激励した。
燕中から陸上部6人、剣道部7人、燕北中から陸上部2人が出場する。陸上競技大会は22日から25日まで、剣道大会は18日から20日までいずれも愛媛県松山市の会場で開かれる。
各部活の代表があいさつした。4×100mリレーに出場する燕中陸上部の3年山田桃愛(ももえ)さんは「燕市と新潟県の代表として誇りをもち、今まで支えてくれた先生やコーチ、友だちへの感謝の気持ちをもって精いっぱい走ってきます。テレビに出られるように頑張って楽しんできます」。
剣道部の3年佐藤小梅(こうめ)さんは「去年、予選敗退し、悔しい思いをしました。予選リーグを突破し、優勝を目指して頑張ってきます」。
燕北中3年岩野裕仁(ゆうと)さんは「わたしは400mに出て、通信県大会で一緒に戦った選手たちにいい結果報告ができるよう上位入賞を目指し頑張ってきます」
小林靖直教育長は、燕市は松山市との縁の深さを紹介。燕市は、プロ野球の東京ヤクルトスワローズのキャンプ地になっている松山市と沖縄県・浦添市、宮崎県・西都市の4都市で毎年、少年野球大会を開いている。
「松山市の皆さんも燕市の中学生が来るということで大変、心待ちにしていると聞いている。松山市の皆さんも応援してくれると思う」、「燕市の中学生であるという誇りと自信を胸に、新潟県、北信越の代表として活躍してくることを心から期待している」と激励した。
加えて「結果だけにこだわってほしくないのが本当の気持ち」で、「全国の舞台を楽しんできてほしい」、「この全国の舞台を大きな学びの場、自分をいっそう成長させる場として楽しんできてほしい」と期待した。
鈴木力市長は、小林教育長がバドミントンで全中に出場して全国3位になったことを紹介した。「それぞれの目標の達成に向かって一生懸命、自分のもてる力を精いっぱい発揮してもらいたい」と期待した。
燕市は「子育てするなら燕市で」と園児から小中学生、高校生、大学生までそれぞれが夢に向かってチャレンジしていくことを応援していると話した。燕市はミズノトラッククラブのトップアスリートが燕市の子どもたちを指導する陸上のクリニックを開いている。
今回の全中に出場する陸上部は、クリニックを受けた選手でもあり、「一流の選手とふれあう機会を設けているのも燕市の魅力なんだと受け止めてもらえるとうれしい」と話し、健闘を願い、生徒一人ひとりに記念品を贈った。出場生徒や担当教諭は次の通り。敬称略。