新潟県燕市とプロ野球・東京ヤクルトスワローズのキャンプ地3都市による小学生野球チームの大会「第11回東京ヤクルトスワローズカップ少年野球交流大会」が11日、12日の2日間、宮崎県西都市で開かれる。燕市は7月31日、燕市代表の吉田北小スピリッツに代表のユニホームとキャップを贈って激励した。
2011年から開かれているスワローズとコラボ事業に取り組む燕市とキャンプ地になっている西都市、愛媛県松山市、沖縄県浦添市の4市の代表チームによる交流大会。それぞれ選抜チームが出場しているが、燕市は燕市予選会を開いて優勝チームを代表として本大会の出場権を与えている。
ことしは4月に燕市予選会を開き、7チームが参加してトーナメントで競った。吉田北小スピリッツは決勝で南小スターズに24-0と大勝し、初優勝し、出場権を獲得した。
燕市は毎年、代表チームの選手に赤いユニホームとキャップをプレゼントしている。31日は吉田北小スピリッツの選手が市役所を訪れ、鈴木力市長から主将の吉田北小6年・涌井悠平さん(11)にユニホームとキャップを手渡した。
涌井さんは「最後まであきらめず仲間を信じて、チーム目標の“最後まで全力プレー”で燕市の代表として優勝目指して頑張ります」とあいさつしたほか、選手が順番に大会への意気込みを話した。
初戦の相手はこの大会で最も多く優勝している強豪の松山市だが、吉田北小スピリッツにはチームワークがある一方、「緊張して実力があまり発揮できないシーンをこれまで何度も見てきたのでそこにつけいるすきがある」とアドバイスした。
一方で、交流も大会の意義で、「よそのチームと交流するチャンスもあるので、もじもじしているとだめ。積極的に声をかけてください」と求めた。
頓所勝利監督(64)は「ことしは予想以上に子どもが成長して春先からずっとよくなって安定して、きのうも県央大会で優勝して今、ちょうど絶好調になっているので、調子を落とさないようにしていければいい」と話していた。