「山の日」の11日、新潟県弥彦村の弥彦山のふもとと山頂を結ぶ「弥彦山ロープウェイ」の夜間運行「夜景&星空クルーズ」が始まった。
盆恒例の企画で、帰省客や観光客に夏の弥彦山山頂からの眺望を楽しんでもらっている。
11日から15日までと週末の19日、20日と行っている。始発は午前9時、上り最終は午後8時30分。15分刻みで運行している。期間中、往復の運賃はふだんはおとなは1,500円のところ1,300円、子どもは750円のところ650円の特別割引料金でお得に利用できる。
三大流星群のひとつ、ペルセウス座流星群は13日ごろが極大の流星のピークとされ、この時期は流れ星を確認できる可能性が高い。
弥彦の土産店が並ぶ通りの向かいの駐車場の右奥に、弥彦山ロープウェイへの無料シャトルバス乗り場がある。そこからシャトルバスで山麓(さんろく)駅へ向かう。山麓(さんろく)駅から山頂駅まで1km、5分間であっと言う間に山頂だ。
初日11日は、夜も1便に20人前後が乗車した。過ごしやすい夜だったが、山頂はさらに気温が下がって風もあり、肌寒さも感じるほど。山頂が近づくにつれて宝石箱のように輝く夜景に「すごーい!」と声を上げた。
山頂へ到着すると眼前に日本海の夕焼け空が広がり、やはり申し合わせたかのように「すごーい!」。屋上では星空を観察する人も多く、スマートフォンで星座アプリのAR機能を使って実際の星空と照らして星座を探す人も。絶好のデートコースでカップルも目立ち、それぞれに夏の夜を楽しんでいた。