新潟県警三条署の発表では、14日夕方、三条市の市街地の会社で火事があり、火元を含め民家や車庫など6棟が全焼した。
発表では午後6時ごろ、三条市八幡町、株式会社相場紙器製作所から出火し、11時15分に火は消えた。この火事によるけが人はなく、出火原因は捜査中。
この日は朝早い時間に会社で仕事があったが、出火当時は無人だった。近所の人が火災を発見し、119番通報した。
また、この日は台風7号接近に伴うフェーン現象で三条市は全国でも最も気温が高い39.8度まで気温が上がった。
同時に空気が乾燥し、台風に向かって吹き込むふだんとは風向きが逆の強めの東寄りの風が吹いた。周辺の道路は車がすれ違えないほど狭く、家が密集して燃え移りやすいうえに、消防車が入ってくるのも困難で、さまざま要因が重なって延焼が拡大したようだ。
いったん火の手が収まって安心していたら、いきなり別の家から火の手が上がったと話す近所の人もいた。