新潟県加茂市の夏まつり「第38回越後加茂川夏祭り」が14日、加茂川の西宮橋−栄橋間の河川敷を会場に開かれ、猛烈な暑さのなかで市民はまつりを満喫した。
加茂川両岸の河川敷を使って午後3時から飲食を販売する店が並び、日中はウキウキ桃釣り大会、よさこいソーラン、加茂ライオンズクラブのオリジナルダンス、灯ろう流しと行われた。
夜は開会セレモニーに始まり、加茂中学校によるKAMO坂21、盆踊り大会、そして大花火大会と続いた。
台風7号の接近に伴うフェーン現象で厳しい残暑に見舞われ、となりの三条市は全国で最も暑い最高気温39.8度を記録したが、行事は予定通り順調に進んだ。
これまで河川敷の右岸と左岸をつなぐ仮橋を2カ所に設置していたが、そのため両岸を移動するのが遠回りしなければならないのは不便だった。
盆踊り大会も仮橋を渡って両岸を踊りの輪で結んだが、今回は左岸側だけで輪をつくった。もっとも今回の踊り手は約250人にとどまり、仮橋があっても両側を踊りの輪を結ぶには人数が足りなかった。
日が落ちると川風が涼を呼んだが、踊るにはやはり暑く、汗を光らせながら休憩をはさんで「加茂松坂」を踊っていた。