15日も台風7号に向かって吹き込む山越えの東寄りの風で新潟県内は酷暑に見舞われ、三条市は38.9度まで気温が上がった。
全国で最も気温が高かったのは長岡市寺泊の39.6度。2位は長岡市長岡の39.4度、3位は上越市大潟の39.0度で、三条市はそれに次ぐ4位の38.9度だった。
三条市は前日14日は全国一の39.8度で、それと比べれば低くなった。しかし、明け方の最低気温は、30度以上のことを言う「超猛暑日」に迫る29.2度と、この夏、最高レベルの熱帯夜。1日を通して厳しい暑さであることに大差なかった。
台風7号は16日に新潟県に最接近の見込み。新潟地方気象台の15日午前11時1分の発表では、台風7号は15日午前10時には和歌山市付近にあり、1時間に約15キロの速さで北西へ進んでいる。中心の気圧は985ヘクトパスカル、最大風速は30メートル、最大瞬間風速40メートルで、中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
台風は今後、近畿地方から日本海へ北上し、新潟県への接近の可能性は低くなり、新潟県では暴風となる可能性も低くなったが、海上を中心に強い風が吹き、海はしけるところがある。
また、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、山沿い中心に大気の状態が不安定となり、雷を伴って激しい雨の降る所がある。16日の新潟予報は曇り一時雨で、予想最高気温は35度。